走れ Win2K !
スペック的に「二世代前のハイエンド」の PC でも Windows 2000 に頑張って活躍してもらうコーナーです。
以下のトピックは私が実際に行っていることを書いております。
しかしこれらは「私の環境では上手く機能している」というだけで「誰の環境でも上手く機能する」というわけではありません。
特にサービス関係とレジストリ関係のチューンはシステムに障害を及ぼす危険性をたぶんに含みます。
ここ記事の内容を実践される方はどうかよく自分で調べて理解し、自己責任の上で行ってください。
ここを読んで、足りない記述をネットで探して、それでもよくわからない場合は素直に手を引きましょう。
「壊れちゃいましたーどうしましょうー」と泣きつかれても、私には一緒に泣いてあげるくらいしかできません。
□ 参考リンク
・Nacelle
・Windows 2000.FAQ
・Windows2000スマートチューニング
・Windows 2000ソリューション
・@IT:Windows Server Insider
・エンタープライズ: Windows Tips
・Win2000Pro チューンナップ専用スレ(ただし最古スレッドの過去ログ。スレッドの流れを追う必要あり)
・止めてもいいサービス一覧
・【WindowsXP(2000)の主なサービス一覧】
・DAW向けPC Guide & Topic
・google
スタート地点 : 余計な常駐の解除
一番初歩的なチューニングがこれです。
なにがしかのアプリが常駐していれば多少なりとも(場合によってはひどく)その分メモリや CPU パワーを消費していることになります。
もしこういった常駐アプリがあって、しかもあまり高い頻度で利用していないのなら、わざわざ常駐させておくのは無駄といえます。
常駐アプリは通常は OS の起動と一緒に自動実行されますが、大きく分けて次の 4 種類あります。
アプリの設定で自動実行のオン、オフを設定できるもの、インストーラーや手動でスタートアップに登録するもの、
レジストリに登録されていて自動実行するもの、 OS 自身がサービスとして実行するものです。
・
アプリ側から設定できるもの
→アプリ側で設定をオフにする。
・
スタートアップに登録されているもの
→C: \ Documents and Settings \ hogehoge(ユーザー名) \ スタート メニュー \ プログラム \ スタートアップ
ここにあるファイル(多くはショートカット)を削除するか移動する。
・
レジストリに登録されているもの(危険あり)
→HKEY_LOCAL_MACHINE \ SOFTWARE \ Microsoft \ Windows \ CurrentVersion \ Run
ここから不要な記述を削除する。レジストリ編集が怖いなら「
窓の手」などのユーティリティから操作。
・
サービスとして実行するもの
→サービス関連については別項を設けます。
余談:レジストリ HKEY_LOCAL_MACHINE \ SOFTWARE \ Microsoft \ Windows \ CurrentVersion \ Run には
ウイルスが自身を自動実行させるために書き込んでたりすることもありますので、積極的に弄る必要はありませんが
たまに覗いてみるのもいいかもしれません。
これでまずはスタートラインに立ちました。ここからいよいよ Win2K に頑張って走ってもらいましょう。
ダッシュ 100m : セカンドキャッシュの設定
セカンドキャッシュとは CPU に搭載されたメモリのことで、 L2 キャッシュとも呼ばれます。
CPU がデータを処理するときに一時的にデータを格納したり引き出したりします。
CPU のセカンドキャッシュの値を正しく OS に認識させることで処理の効率を高めます。
・
セカンドキャッシュの設定(危険あり)
→HKEY_LOCAL_MACHINE \ System \ CurrentControlSet \ Control \ Session Manager \ Memory Management
「SecondLevelDataCache」 : セカンドキャッシュの値( 10 進)
「
窓の手」、「
Best tuning WinNT5.x」からも設定できます。
ダッシュ 200m : カーネルを物理メモリ内に常駐
カーネルというのは OS の基幹です。メモリの管理、タスクの管理など根幹の機能をつかさどり、
ほとんど OS の本体であると言っても差し支えないと思います。
普段このカーネルは必要に応じて読み込まれ、不要部はスワップされているのですが、
これを全て物理メモリ内に置くことでスワップの手間と遅延を省き、 OS の高速化を図ります。
・
カーネルを物理メモリ内に常駐(危険あり)
→HKEY_LOCAL_MACHINE \ SYSTEM \ CurrentControlSet \ Control \ Session Manager \ Memory Management
「DisablePagingExecutive」 : 1( 16 進)
「
窓の手」、「
Best tuning WinNT5.x」からも設定できます。
ただし、十分な物理メモリを搭載していないとかえってパフォーマンスが落ちます。 256MB 以上というのが一般的な目安のようです。
ダッシュ 300m : ファイルキャッシュの設定
実はこれ、いまいち私もよく理解していないのですが、ドライバなどからデータが入出力される( I/O の処理)際の
キャッシュを大きくとることでデータの処理を高速化しよう、ということみたいです。
・
ファイルキャッシュの設定(危険あり)
→HKEY_LOCAL_MACHINE \ SYSTEM \ CurrentControlSet \ Control \ Session Manager \ Memory Management
「IoPageLockLimit」 : 適正値( 10 進)
参考 : 搭載メモリ容量(適正値) / 64MB(8192) / 128MB(16384) / 256MB以上(65536)
「
窓の手」、「
Best tuning WinNT5.x」からも設定できます。
ダッシュ 400m : アプリケーション起動用メモリの設定
アプリを起動させるときにデフォルトの設定では 4MB の起動用メモリ領域を確保するのですが、
物理メモリが十分にある環境ならわざわざ 4MB を確保してその制限内でメモリ利用をさせるより
確保させずに解放した方が効率がよくなります。
・
アプリケーション起動用メモリの設定(危険あり)
→HKEY_LOCAL_MACHINE \ SYSTEM \ CurrentControlSet \ Control \ Session Manager \ Memory Management
「LargeSystemCache」 : 1( 16 進)
「
窓の手」、「
Best tuning WinNT5.x」からも設定できます。
ただし、十分な物理メモリを搭載していないとかえってパフォーマンスが落ちます。 128MB 以上というのが一般的な目安のようです。
ダッシュ 500m : 仮想メモリを固定
仮想メモリのサイズを適切な大きさに固定することによって余計なディスクスペースの消費を省くと同時に、
スワップファイルが断片化することを防ぎます。
・
仮想メモリを固定
→マイコンピュータ > プロパティ > 詳細 > パフォーマンスオプション
仮想メモリのサイズの「初期サイズ」と「最大サイズ」を同じ値に設定する
仮想メモリのサイズは物理メモリの 1.5 倍ほどが適当だといわれています。
また、複数台ハードディスクドライブを搭載しているならスワップファイルをよりアクセス速度の速い
ドライブに移すことでスワップ処理の高速化を図ることができます。
ダッシュ 600m : フォルダの最終アクセス日時を記録させない
OS はファイルだけでなくフォルダの最終アクセス日時も記録していますが、
あまり必要な情報でもないのでわざわざフォルダの監視、変更の記録作業をさせておくのは
パフォーマンス上無駄になります。
・
アプリケーション起動用メモリの設定(危険あり)
→HKEY_LOCAL_MACHINE \ SYSTEM \ CurrentControlSet \ Control \ FileSystem
「NtfsDisableLastAccessUpdate」 : 1( 16 進)
「
Best tuning WinNT5.x」からも設定できます。
ダッシュ 700m : アイコンキャッシュの設定
アイコンキャッシュのサイズを適切な値に設定することでアイコン画像の表示速度を向上させるとともに、
無駄なキャッシュサイズの再構成や画面の再描写を防ぎます。
・
アイコンキャッシュ設定(危険あり)
→HKEY_LOCAL_MACHINE \ SOFTWARE \ Microsoft \ Windows \ CurrentVersion \ Explorer
「Max Cached Icons」 : 100 〜 4096( 10 進)
デフォルトは 512 。アイコンキャッシュを小さくすれば処理が速くなりますが、小さすぎると逆にアイコンの表示処理が遅くなります。
大きくすればアイコン描画に対して安定性を得られます。
「
Best tuning WinNT5.x」からも設定できます。
ダッシュ 800m : マスターファイルテーブルの確保
ドライブ内のファイルの位置情報を管理しているマスターファイルテーブルのサイズを大きく確保することで、
マスターファイルテーブルの断片化によるファイルアクセス速度の低下を防ぎます。
・
マスターファイルテーブル設定(危険あり)
→HKEY_LOCAL_MACHINE \ SYSTEM \ CurrentControlSet \ Control \ FileSystem
「NtfsMftZoneReservation」 : 1 〜 4 ( 16 進)
デフォルトは 1 。 2 とか 3 で問題ないようです。
ダッシュ 900m : CD ドライブの自動再生を停止
OS は CDドライブにオーディオ CD が挿入されると自動的に CD プレイヤーを起動して再生を開始します。
これは挿入された CD のデータに対応するアプリが自動的に起動するようから設定されているからです。
便利といえば便利ですが OS はドライブを常に監視することになるのでマシンパワーを消費することになります。
・
CD ドライブの自動再生を停止
→ファイル名を指定して実行 > gpedit.msc > 管理用テンプレート \ システム >
「自動再生機能を無効にする」 : 有効
「
Best tuning WinNT5.x」からも設定できます。
ダッシュ 1000m : 不要なサービスを停止する( 1 )
OS の利便性や操作性を高めるため、または OS 自身の基幹的な機能を得るために、起動と同時に
いくつものタスクを開始します。これを「サービス」といいます。
一見便利で大切なもののように見えますが、案外無駄が多かったりセキュリティ上かえって危険だったりする場合もあります。
もちろんサービスが開始すればその分メモリもマシンパワーも消費しますので、
不要なサービスを停止してスリムアップを図ります。
・
セキュリティ上積極的に停止したいサービス(危険あり)
→マイコンピュータ > 右クリック > 管理 > サービスとアプリケーション > サービス
・
Alerter
ネットワーク上に PC が無い、もしくは警告通知の必要が無ければ無効。
・
Messenger
問答無用で無効。
・
NetMeeting Remote Desktop Sharig
遠隔操作なんて許可したくないので無効。
・
Remote Registry Service
ネットワークを通してレジストリなんか書き替えられてはたまらないので無効。
・
Routing and Remote Access
よくわかんないけどセキュリティ上は無効が安全らしい。
・
RunAs Service
普段管理者権限で使用しているならこれも切った方がいいみたい。無効。
・
Task Scheduler
タスクスケジューラを使わないなら無効。日時指定で動くようなウィルスも利用するので、無効の方がいいかも。
・
Telnet
昔からある遠隔操作機能。無防備にしてるとネットからよく狙われたらしい。当然無効。
コメントはあくまでも私が思いつきで書いてます。サービスを停止させる前に
そのサービスが何をしていて自分にとって必要か不用かは調べた方がいいと思います。
ダッシュ 1100m : 不要なサービスを停止する( 2 )
セキュリティではなくパフォーマンス優先のために停止するサービスもあります。
以下は「ダッシュ 1000m 」で触れたもの以外のサービスで、現在私の PC にあるサービスとその動作状況を列記します
( OS のデフォルトではないサービスも含まれます)。
・
パフォーマンス上不要なサービスを停止する(危険あり)
→マイコンピュータ > 右クリック > 管理 > サービスとアプリケーション > サービス
・
Application Mnager
手動。
・
Ati HotKey Poller
ATI の VGA ドライバ絡みのもの。無効で大丈夫そう。
・
ATI Smart
同上。内容は不明だけど無効でも問題なさげ。
・
Automatic Updates
OS の自動アップデート機能。罠パッチもあるのである意味危険。無効。
・
Background Intelligent Transfer Service
自動アップデートなどの機能によるダウンロードをユーザーがネットを使っていないときに行う。↑が無効ならこちらも無効。
・
Clip Book
手動。
・
COM+ Event System
手動。ただし System Event Notificationa とセットで勝手に開始する。
この二つを止めたら DCOM からエラー通知が来たので動かしてある。
・
Computer Browser
ネットワークに繋ぐなら自動。
・
DHCP Client
自動。
・
Distributed Link Tracking Client
手動。
・
Distributed Transaction Coordinator
手動。
・
DNS Client
自動。
・
Event Log
自動。エラーログが参照できるので止めない方がいい。
・
Fax Service
無効。いまどき PC で FAX 使うほうが珍しい。
・
Indexing Service
手動。
・
Internet Connection Sharing
手動。
・
IPSEC Policy Agent
手動。
・
Logical Disk Manager
自動。
・
Logical Disk Manager administrative Service
手動。
・
Net Logon
手動。
・
Network Connections
ネットワークに参加しているなら自動。
・
Network DDE
手動。
・
Network DDE DSDM
手動。
・
NT LM Security Support Provider
手動。
・
Performance Logs and Alert
手動。
・
Plug and Play
自動。
・
Print Spooler
プリンタを繋いでいるなら自動。
・
Protected Storage
自動。
・
QoS RSVP
手動。
・
Remote Access Auto Connection Manager
手動。
・
Remote Access Connection Manager
手動。
・
Remote Procedure Call(RPC)
自動。というか止めちゃダメ。
・
Remote Procedure Call(RPC) Locator
手動。どうやら手動でも大丈夫そう。
・
Removable Storage
手動。
・
Security Accounts Manager
自動。
・
Server
手動。ただし勝手に開始される。切ってみたい誘惑に駆られるけど、確証がないので保留。
・
Smart Card
手動。
・
Smart Card Helper
手動。スマートカードってスマートメディアみたいな外部メモリのことではない、らしい(未確認)。
・
System Event Notification
手動。ただし COM+ Event System とセットで勝手に開始されてる。
・
TCP/IP NetBIOS Helper Service
手動。
・
Telephony
無効。手動にしておいても勝手に走るので思い切って切ってみた。
あとこれ切ったら開始してないはずの Remote Access Connection Manager からシステムログに、
rasctrs からイベントログにエラーが来た。
Extensible Performance Counter List
ここのリソースキットで関連するパフォーマンスカウンターをカットすれば両方とも回避できる。
・
TrueVector Internet Monitor
このサービス、現在の私の PC に入っていないようです。どうやら Zone Alarm 関係みたい。
以前自作したメモには「自動」とありました。
・
Uninterruptible Power Supply
手動。
・
Utility Manager
手動。
・
Windows Installer
手動。
・
Windows Management Instrumentation
自動。
・
Windows Management Instrumentation Driver Extensions
手動。ただし勝手に開始されている。
・
Windows Time
手動。
・
Workstation
手動。ただし勝手に開始されている。
例によってコメントはあくまでも私が思いつきで書いてます。サービスを停止させる前に
そのサービスが何をしていて自分にとって必要か不用かは調べた方がいいと思います。