川流れ x64
 マシンを組みなおした際につい魔がさして OS を Windows XP Professional x64 Edition (以下 x64 )という 現状キワモノ以外のなんでもない OS をセレクトしてしまってから半年。 実際に扱ってみてわかったこと、思ったことを書いておこうと思います。
64bit ってなによ
 何なんでしょうね。簡単に書くとこれまで 32bit ベースで作られていた OS をはじめとした アプリケーションやハードウェアが 64bit ベースに進化したもの、といった感じでしょうか。 これによって一度に処理できるデータ量が増えたりこれまでにない大容量のメモリを使用できたりと、 処理能力や利便性が飛躍的に向上するのです。 これを書いている 2006 年 6 月現在は既存の 32bit アーキテクチャから次世代の 64bit アーキテクチャへと 移り変わっていく準備段階にあります。来年を予定している Windows Vista の登場を契機に 64bit 化への大きな流れが見え始めてくるのではないかと思います。

 で、その 64bit アーキテクチャ上で走る OS が Windows XP Professional x64 Edition です。 次世代への架け橋、試金石として投入されたのですが、 3 年経っても知名度が低かったり 対応ドライバが少なかったり対応機器が少なかったりユーザーがいなかったりと、 踏んだり蹴ったりです。助けてください。
x64 で M-AUDIO Delta 44 は動くのか
 私が使用しているサウンドボードであるところの M-AUDIO Delta 44 は はたして x64 で動くのか、ということに関してレポートします。

 結果からいうと M-AUDIO から x64 対応のβ版ドライバが公開されています。 てなわけで、こいつを使えば動きます。 これはすでに各 x64 関係のフォーラムで「対応ドライバ情報」という形でユーザー間では知られています。 実際にその情報をみて私も x64 を導入したわけです。 ですが、問題がないわけでもありません。というか、ある意味わりと致命的な問題が発生しています。

 ASIO が x64 で動作しません。

 というか、 x64 向けに ASIO をサポートしていません。泣けます、β版。 調べてみると ASIO ドライバであるところの deltasio.dll が wow64 フォルダ ( 32bit 互換用のシステムファイルが入っている場所)に格納されているようで、 つまりこれは 32bit アプリ上では ASIO が使えるけれど、 64bit アプリ上では使えないということを意味します。

 Delta 44 に限らず、Delta シリーズすべての x64 ドライバが同じバージョンのものでしたので、 64bit 版 SONAR 5 と Delta シリーズでブイブイいわすぜ! って方は、 WMD でブイブイいわさないといけないくなるでしょう。それで本当にブイブイなのかどうかは疑問が残りますが ( 32bit 版 SONAR 5 では ASIO が動作する、ということなんですが、それじゃ x64 をチョイスする オイシサが半減ですよね……)。

 というわけで、どうにもうまくことが進まないというか、踏んだり蹴ったりです。 助けてください。

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